ごめんね。…そして、ありがとう。

太一には分かっていたようだ。
何もかもすべて。


「どうだ、紗和。最近やってるか?」

太一が見覚えのあるクスリを渡してくる。

「・・・いらない。」

「っ何だよ~ノリ悪いな。じゃ、穂いるか?」

「うんっ!」

穂と太一はラブラブなようだった。

かつて、紗和と太一がラブラブだったように

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