ごめんね。…そして、ありがとう。

秀仁は帰れる家もなく勝手にこの店に
住み込んでいる。


紗和はイスに座って、そのまま突っ伏した
いろいろ考えていた。

出てくる顔は、樹利や舞、健人の顔だった



すると、体の上に何かが乗っかった。

起き上がると後ろに秀仁がいた。

黒の大きなパーカー。
長袖は少し暑いけど、腕の怪我も
隠れてちょうどいい。

秀仁の温もり・・・

< 330 / 474 >

この作品をシェア

pagetop