ごめんね。…そして、ありがとう。

「なんもないわけねぇだろ!
ケンカでもしたのかよ?」

「落ちつけよ。桜。」

健人は冷静だった。

「どうしたんだ?このケガ。」

健人がゆっくりフードをとる。

紗和の目が泣いて腫れていることが
2人にはわかった。



「・・・・手を切ってきた・・・組織と。」

すごく小さな声だった。

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