ごめんね。…そして、ありがとう。

「組織のやつにやられたのかよ?
は?信じらんねぇ。女に手出すとか
許せねぇ。どこのどいつだよ、そいつ!」

「桜!」

紗和はうつむいていた。

「だって、先生だって、許せないでしょ?
なぁ、紗和、誰にやられたんだよ?」

紗和が樹利の腕をつかむ


「・・・お願い、やめて。」


紗和の言葉は切なるものだった

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