ごめんね。…そして、ありがとう。

紗和は、自分がそれだけ迷惑をかけて
いるのかも知れない・・・
そう、健人の顔を見ながら、考えていたら
健人が起きた

「うわっ・・・ごめん。俺寝てたわ。」

「気持ち良さそうに寝てた・・・」

「すまん・・・」

「先生・・?」

「ん?」

「・・・・ごめんね。」

「・・・謝らなくていいさ。お前はちゃんと
手を切れたんだ。一歩踏み出せたんだ。立派さ。」

「・・・ありがとう。」

< 340 / 474 >

この作品をシェア

pagetop