ごめんね。…そして、ありがとう。

「紗和、移動教室だよ?」

「え?」
紗和はさっきの樹利の告白のことを考えていた

「大丈夫?」

「あ、うん・・・何?」

「だから、移動教室だって。」

「あ、了解。」


紗和はさっきの告白を切り出した。

「さっき告白されてたでしょ?」

「みてたの?」

「別に、たまたま通りかかっただけです。」

「性格わるっ・・・」

「は?たまたまって言ってるでしょ!」

「冗談に決まってるだろ?ホント冗談が
通じない奴だな。」

< 348 / 474 >

この作品をシェア

pagetop