ごめんね。…そして、ありがとう。

「行かないで・・・」

太一の小さな声。

「俺が紗和を幸せにするから。」

太一が紗和を見つめる。

「太一・・・」


紗和の頭の中には、樹利と健人とした
あの約束があった。


「紗和の彼氏は紗和のことを本当に幸せに
してくれるのか?・・・俺は絶対に紗和の
こと幸せにする。」

紗和はまだ迷っていた。

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