ごめんね。…そして、ありがとう。
樹利が口を開いた
「俺はずっと待ってた。確かに、紗和は
俺や先生との約束破ったし、俺じゃなくて
変な男と一緒にいて、つかまっちゃうしさ、
もう意味が分かんない、って思うことも
たくさんあったさ・・・」
健人に「別れよう」って言われる・・・
「お前なんて嫌い」って言われる・・・
紗和の目には涙がたまっていた
「ねぇ、紗和。今度こそ約束して。」
「え?」
「絶対に、警察の世話になるようなことは
しないで。絶対にもう変な奴らとはつるま
ないで・・・」