ごめんね。…そして、ありがとう。

「・・・肺炎ですか。」

「はい。せっかく、紗和ちゃんのために、
補習してくれたのに・・・。多分退院は
1週間後ぐらいじゃないかって。」

「そうですか。わかりました。」

「すいません。」

「いえ。また、見舞いにきます。」

健人は、学校へと帰って行った。



紗和が、入院したくないというのにはもっと
深い理由があった。



< 466 / 474 >

この作品をシェア

pagetop