嘘恋~嘘から始まった恋~
これは、ヤバイ。
どうしよう―
「風亜さん、放課後生徒指導室に来なさい」
「え、えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
健のほうを見ると、笑っていた。
う、うっざ!!
「席につきなさい」
ムスッっとスネながら席に着いた。
「もっと、早く教えてよ」
「だってよ、ニヤニヤしてんだよ。キモチ悪くて話かけらんなかったんだよ」
「ちょっ!!」
「でも、さすがにやばかったから、呼んであげたんだよ」
「・・・そっか、ありがとう」
笑顔で言うと、啓は頬を赤色に染めて同じように笑ってくれた