春色恋色
「こーとはっ!」
ニヤニヤしながら私に抱きついてきた。
「あんた、超顔真っ赤だったよ?」
青春だねー、と言いながらニコッと笑った。
「だ、だって…手が、ほっぺに…」
先生に触れられたところが熱く感じる。
やっぱり重症なのかもしれない。
「でも、早河…
何でこっちに来たんだろうね」
そう思えばそうだ。
何故、早河先生は私達のところに来たのだろうか…
先生と話してたのに…
私たちが煩かったから…かなぁ?