ヴァンパイアの花嫁 番外編③
人間界
1
夜も更け、満月が地面を照らす庭へティナは出ていた。
隣にはレオンがいてティナの肩を抱き寄せている。
「久しぶりに見たお月様が満月だなんて嬉しい……」
数日間、レオンは休暇を取ってくれて人間界の屋敷へ来たのだ。
「それに雪も……」
空からゆっくりと白い雪が舞い降りてきてティナは笑みを浮かべた。
そっと手のひらを伸ばし、落ちてくる雪の感触を確かめる。
「奥方様の好きな時期に戻れて良かった」
綺麗な笑みを浮かべたレオンの腰にティナは腕を回した。
「こちらに来てしまって大丈夫だった?」
ヴァンパイアの世界の皇帝という地位に付いているレオンは忙しい。
昨日まで地方に赴き、ヴァンパイア同士の争いを収めていた。
「あぁ お前に会えないのは正直辛かったよ 今度から連れて行こうと思ったくらいだ」
「私も一緒に行きたいです レオンと離れているのはいや……」
レオンは愛しげに微笑むと、ティナの顎に手をかけ唇を重ねた。
隣にはレオンがいてティナの肩を抱き寄せている。
「久しぶりに見たお月様が満月だなんて嬉しい……」
数日間、レオンは休暇を取ってくれて人間界の屋敷へ来たのだ。
「それに雪も……」
空からゆっくりと白い雪が舞い降りてきてティナは笑みを浮かべた。
そっと手のひらを伸ばし、落ちてくる雪の感触を確かめる。
「奥方様の好きな時期に戻れて良かった」
綺麗な笑みを浮かべたレオンの腰にティナは腕を回した。
「こちらに来てしまって大丈夫だった?」
ヴァンパイアの世界の皇帝という地位に付いているレオンは忙しい。
昨日まで地方に赴き、ヴァンパイア同士の争いを収めていた。
「あぁ お前に会えないのは正直辛かったよ 今度から連れて行こうと思ったくらいだ」
「私も一緒に行きたいです レオンと離れているのはいや……」
レオンは愛しげに微笑むと、ティナの顎に手をかけ唇を重ねた。
< 1 / 65 >