ヴァンパイアの花嫁 番外編③
「ほう、怒りで瞳が美しくなった」


ティナの空色の瞳は紅くなっていた。



「しかし、貴方の抵抗などかゆいくらいですよ?」



そう言うと、周りにいる男に目で合図する。



ティナが呆然としている間に男が背後から肩を掴んだ。



強い力にティナの身体はびくとも動かない。



「離してっ!」



「今は遊んでいる時間がないのですよ 早く私達のものにしなければ」



短髪男はまた別の男に合図をする。



すると、男が注射器を持って短髪男にうやうやしく差し出す。



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