ヴァンパイアの花嫁 番外編③
「ダーモッド?」



廊下に出るとダーモッドを探すように呼ぶ。



「ここにいるよ」



ダーモッドはティナの後ろに立っていた。



「先ほどの少女のお家を探してきてほしいの」



「お安い御用さ」



ダーモッドは請け負うと、ティナの目の前から消えた。



「ティナ」



ハッと後ろを振り返るとレオンがいた。



「レオン……」



「あとは2人に任せなさい」



心残りの表情をドアに向けたティナを、レオンは抱き上げた。



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