私の理想彼氏。~優等生彼氏~
「私。冗談嫌いなんだけど」
「知ってる」
「じゃあ。冗談やめて」
「冗談じゃない」

いつもと違う気がする。

「私。あなたのこと嫌いだから」

イラッときて本音を言ってしまった。

「ははっ!お前ハッキリ言うな」
「当たり前でしょ?あんたのファンと一緒にしないで」

やっぱり、むかつく。

「いいぜ?俺がお前を惚れさせてやる」
「・・・///」

今。不覚にもドキッとしてしまった。
アイツの意地悪な笑み(えみ)に。

私は、あんなヤツが好きなの!?

その後も、アイツの顔を見るたびに顔が熱を持つのがわかった。
< 9 / 17 >

この作品をシェア

pagetop