Second Kiss(連載中)
~二人の出会い~
-昨日の放課後-
部活が終わった後、いつもなら制服に着替えて皆と一緒に帰るんだけど、今日はそうもいかなかった。
何故なら担任の先生から用事を頼まれていたので遅くなる可能性も考えて一緒に帰るのをしぶしぶ諦めたからである。
「いーよ、用事が終わるまで待ってるから。
大丈夫だよっ!」
そう3人は言ってくれた。
すっごく嬉しかったんだけど……3人共いつもの時間に帰るのなら間に合うはずの予定があることを聞いていたから、その時間までに学校を出られる自信が私には無かった。
「ありがとう。
でも3人の気持ちだけもらっておくね!
遅くなっちゃうかも知れないから先に帰ってていいよ。
私は3人がそう言ってくれたのだけでもすごく 嬉しいんだからさっ!」
ニッっと私がいたずらに微笑むと
「分かったよ。
りんごがそう言うなら 今日は先に帰らせてもらうね。…でも、気を付けて帰るんだよ?」
そう夏奈が優しく、
でも心配そうに言った。
夏奈の後ろで愛花と幸紀も こくこく と真顔で
頷いていた。
「サ~ンキュッ!!
ちゃんと気を付けるからさ。3人こそ気を付けて帰ってよね~!」
私が笑いながら言って 手を振っていると、
「ああいう りんごの
無邪気に笑ってる所ってかなりかわいいと思うんだけどなぁ。」
ボソッと呟いた愛花の声は、私だけの耳には届かなかった。
部活が終わった後、いつもなら制服に着替えて皆と一緒に帰るんだけど、今日はそうもいかなかった。
何故なら担任の先生から用事を頼まれていたので遅くなる可能性も考えて一緒に帰るのをしぶしぶ諦めたからである。
「いーよ、用事が終わるまで待ってるから。
大丈夫だよっ!」
そう3人は言ってくれた。
すっごく嬉しかったんだけど……3人共いつもの時間に帰るのなら間に合うはずの予定があることを聞いていたから、その時間までに学校を出られる自信が私には無かった。
「ありがとう。
でも3人の気持ちだけもらっておくね!
遅くなっちゃうかも知れないから先に帰ってていいよ。
私は3人がそう言ってくれたのだけでもすごく 嬉しいんだからさっ!」
ニッっと私がいたずらに微笑むと
「分かったよ。
りんごがそう言うなら 今日は先に帰らせてもらうね。…でも、気を付けて帰るんだよ?」
そう夏奈が優しく、
でも心配そうに言った。
夏奈の後ろで愛花と幸紀も こくこく と真顔で
頷いていた。
「サ~ンキュッ!!
ちゃんと気を付けるからさ。3人こそ気を付けて帰ってよね~!」
私が笑いながら言って 手を振っていると、
「ああいう りんごの
無邪気に笑ってる所ってかなりかわいいと思うんだけどなぁ。」
ボソッと呟いた愛花の声は、私だけの耳には届かなかった。