Second Kiss(連載中)
「違うのっ!
私…告白されたのとか
初めてだからパニックになっちゃって、
すぐに答え出さないと
いけないのかと…。
あの…私、今すぐに答えを出すってことになるとしたら、
その…岩峰くんと付き合うっていう気持ちにはなれません。」
「……そうか」
「だ、だけどっ!」
しょんぼりとした彼の
言葉を遮るようにして
私は慌てて叫んだ。
「私が、そう思う気持ちには訳があって…。
私 変っているのかも
知れないけど、
今日初めて会った人を…。
あなたのことをまだ何も知らないのにそんな急に「付き合います」
なんて言えないの!
…だから、友達になって
あなたのことを知りたい。
これが今の私に出来る
精一杯の答えなんだけど……だめかな?」
私の心の中はドキドキ
いってて不安で、不安でしかたなかった。
まだ付き合うとか、好きとか、そういう気持ちにはなれないけど、
心のどこかでいつも友達と過ごしているような
あの温かい時間を彼とも過ごしたいと思っていた。