新世界創造記 ~勇敢なる姫の使命
 「あァアァ~~~~~~~!!!!!逃がしちゃった……」
 「追いますか?」

 ディースは鋭い視線をひたすら逃げていく少女の背中に向けながら言った。

 「いいえ…いいわ。けっこうおもしろい子だったし。」
 レリンは目を細めながら答える。

 「…それにあたしが姫である限り、あの子が殺し屋である限り、また会えるかもしれないしね。その時必要なら捕まえればいいじゃない☆」

 

 2人は、ここへ来た時と同じように声をかける国民とあいさつや時々話をして城へ戻って行った。
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