悪魔の恋
次の日登校途中の道で、和樹と一緒になった。
「和樹、おはよー。」
「おっす。」
和樹と登校とか懐かしい。
「久々だねぇ、一緒に登校とか。」
「あ〜確かにね。」
高校入ってから、あたしが登校時間ずらしたんだっけ。
何か恥ずかしくて。
「昨日のプレゼント妹喜んでくれた、ありがとうな!」
「あー、よかったね♪」
和樹は嬉しそうに言った。
「そういえばさ昨日和樹と別れてからナンパされた。」
「は!?」
和樹は驚いてあたしを見た。
え?何?そんなびっくり?
「何その反応。」
「あっいや、玲羅をナンパする男がいるんだなー(笑)」
「うざー!でもその人、あたしのことめっちゃ気に入ってくれた」
「ナンパなんてそんなもんだろ。」
そういえば初めてだったなぁ。
「すごい楽しい人だったよー。」
「ふーん。」
和樹は興味なさげだった。
そりゃそーか、あたしのナンパ話なんか(笑)
「和樹も好きな人いるんだから、アピールすればいいのに。」
「おれはマイペースだから良いの。」
そう言って和樹は黙った。
あ!前に愛子いる!
やべー。
「じゃっ和樹バイバイ♪」
「ん。」
あたしは走って愛子の方へ行った。
久々だったしもう少し和樹と話したかったけど…。
恋話聞き出したかった♪
「あーいーこー♪」
あたしは愛子に声をかけた。
「あっ玲羅〜おはよう。」
「おはよっ」
あたしは愛子と登校した。