悪魔の恋

そんなことを思いながら、
家を出たのは9時過ぎていた。


「急がなきゃ。」



‐…



♪キーンコーンカーンコーン




学校に着いた時ちょうど一時間目が終わった。


「まあタイミングはいっかな」



教室に入る。




‐ガラガラッ



「あ、玲羅だーおはよ」
みんなが言う。



「おはよ。」




愛子が寄ってきた。

「おはよ!また遅刻じゃん(笑)」

そう言いながら見せる笑顔は
めちゃくちゃ可愛いの。



「朝寝坊しちゃったんだよねー」
「次、世界史だけどどうするの?」
「愛子、話あるんでしょ?屋上行こ♪」
「やっぱさぼるか(笑)」




世界史とかやってらんねーっての!

あたし達は屋上に行った。
その頃ちょうどチャイムが鳴った。



屋上。




「ねークリスマスにねっ和樹誘って遊びたいんだあ★」

愛子が照れながら言った。
本当好きなんだな。




「いんじゃない?和樹クリスマス暇って言ってたし。」
「まぢ?ねっ玲羅誘っといてよ〜」
「え〜愛子が誘いなよ。」
「いやぁ恥ずかしいー」




全く乙女だな愛子は。




「わかったよ。」



そういうと、愛子は本当に嬉しそうに笑った。
やっぱ恋って楽しいもんだよね。



「わ〜今からドキドキしてきたぁ♪」
愛子が一人でそわそわしている。




愛子は和樹のどこが好きなんだろう。
どこにそんな惹かれたんだろう。


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