悪魔の恋
教室に戻ると、ホームルーム中だった。



「すいません、調子悪くて保健室にいました。」


適当に言って席に着く。



ホームルーム中、あたしはずっと
嬉しそうな愛子を見てた。



まあ確かに和樹は良い奴だし
あたしも好きになったことあったな。




ホームルームが終わる。



♪ブーブーブーブーブーブー


「メールだ。」



‥あ、和樹じゃん!

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From:和樹
件名:
本文:
玲羅このあと暇?
明日妹の誕生日だから
プレゼント選び、
手伝ってよ
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和樹の妹は少し知能が遅れている病気。
だから和樹は人一倍妹思い。


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宛先:和樹
件名:Re:
本文:
めんどい(笑)つって、
いいよ付き合う
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送信‥。




「誰からメールー?」


あっ愛子!
やべ、愛子のこと忘れてた(笑)


「和樹‥から。」
あたしは少し申し訳なさげに言った。



「なになに!?」


「妹の誕生日プレゼント選び手伝えってさ。」
「えー玲羅と!?」
「うん、ごめん〜;」




愛子のテンションが少し下がった。


「和樹、玲羅のこと好きなのかなぁ」
「何言ってんの(笑)幼なじみだからパシリしやすいだけだよ。」




愛子が、ぶーって言いながらあたしを見た。



「だーいじょうぶ!妬くなって(笑)」
「妬いてないもーん(笑)」


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