悪魔の恋

あたしはなぜだか胸がわくわくした。


愛子に早く伝えたいわくわくと…。


「玲羅は?最近彼氏いなくね?」
「んーだるいし。」



本当はいい出会いがないだけなんだけど。
「ふうん。」



和樹は空を見る。



「綺麗だな〜」
「え?」
「空。」



本当だぁ…
今日は雲一つない。
なんだか気持ちいい。



「…っとー、もう帰るか?」
「あ〜プレゼントも買ったしね。」
「ありがとな、じゃっ。」


そういってニコってすると、和樹は帰った。




う〜ん、帰っても楽しいことないし、あたしはぶらぶらしようかな。


あたしはぶらぶらすることにした。



あ、そういえばこないだ愛子が
貸してくれた漫画の続き見たいな。

古本屋行こうかな?




そう思ってあたしは、近くの古本屋に行く。



久しぶりに来たなあ古本屋。


漫画を眺めて店内を歩く。



……



…………。


……………?



何?何か視線感じる。
古本屋だから少人数しかいなかった。


周りを見回す。




あのおじさん、ずっとこっち見てんじゃん。
気持ち悪い。



あ、だけど古本屋出るには
あのおじさんの横通らなきゃいけない…!
最悪!



どうすることも出来ず、とりあえず漫画を手に取って読む。



すると、おじさんはゆっくりこちらに向かって歩いてきた。




…やだ、何か怖い。
ずっとこっち見てる。



あたしの後ろを通った瞬間だった。




「おじさんどうしたー?」



…?
誰?てかおじさんどうしたって?


あたしがパッと横を見る。

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