ただ好きなだけ
ライブ当日。
あの約束を交わした日から、健吾と会ってなければ、連絡も取ってなくて…。
いつも目にする健吾はテレビの中の健吾だけ。
結局、健吾自身から、ライブをするって話すら、聞かない間にライブ当日。
愛「昨日、寝れなかったよ~」
鏡で何度も化粧をチェックしながら言う愛李のこの言葉を私は何度耳にしただろう。
愛李は、まるで今日、デートをするみたいに気合が入ってて、ただ…それだけのことなのに、複雑な想いを抱いてしまう私は何て小さな人間だろう…。
前までは、私だけが、健吾のためにお洒落したのに…って。
健吾を会うのを楽しみに出来たのも私だけだったのに…って。
愛「近くで、健吾見れるとか幸せすげだよね!!賢治に感謝だよ!!」
未「…そうだね」
この前、健吾と交わした約束。
それだけで、私はまた強くなれたって思ってたのに…。
時間が経てば経つほど、その約束の効力は徐々に無くなってく…。
不安や孤独なんて感じないほど…幸せだったはずなのに…
いつの間にか、小さなことで、心の中がギューってなって。
――――――泣きたくなる。
あんなに楽しみだと感じてたライブなのにな。
あの約束を交わした日から、健吾と会ってなければ、連絡も取ってなくて…。
いつも目にする健吾はテレビの中の健吾だけ。
結局、健吾自身から、ライブをするって話すら、聞かない間にライブ当日。
愛「昨日、寝れなかったよ~」
鏡で何度も化粧をチェックしながら言う愛李のこの言葉を私は何度耳にしただろう。
愛李は、まるで今日、デートをするみたいに気合が入ってて、ただ…それだけのことなのに、複雑な想いを抱いてしまう私は何て小さな人間だろう…。
前までは、私だけが、健吾のためにお洒落したのに…って。
健吾を会うのを楽しみに出来たのも私だけだったのに…って。
愛「近くで、健吾見れるとか幸せすげだよね!!賢治に感謝だよ!!」
未「…そうだね」
この前、健吾と交わした約束。
それだけで、私はまた強くなれたって思ってたのに…。
時間が経てば経つほど、その約束の効力は徐々に無くなってく…。
不安や孤独なんて感じないほど…幸せだったはずなのに…
いつの間にか、小さなことで、心の中がギューってなって。
――――――泣きたくなる。
あんなに楽しみだと感じてたライブなのにな。