ただ好きなだけ
未「ごめんね」


愛「いいんだよ。気長に待ったかいがあったしね」


そう笑う愛李に
私は、今まで吐き出したことのない
秘密にしてきた恋のことを話でしてた。


未「振られたんだ」


“健吾”なんて言えないけど。
今まで、一人で抱え込んでた想いを
初めて吐き出せた。


未「なんて言っていいのか、分かんないけど、普通に付き合える人じゃなくて、ずっと色んなこと我慢してきたんだけど…耐えられなくて逃げちゃった……」


そう健吾との恋を語れば
本当に終わったんだって
まぁ、終わらせたのは、逃げたのは私、なんだけど。
やっぱり、まだ痛い。
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