信じた恋
始まり
河原君の家は
マンションだった。
――ピンポーン ップ
‘入って手前の部屋おってー’ップ――
舞は玄関をあけた
河原君の家は
全然生活感がない
手前の部屋に入ると
岡山君と木崎君と
田村君がいた。
「おっきた、舞ちゃーん
とサクちゃーん」
テンション高めで
木崎君が言う
すると後ろから
河原君が両手にコップを
持って部屋に入ってきた
「健二郎。舞に手ェだしたら、しばきあげるぞ」
「わ、わかってるよ!」
河原君は
両手に
もっていたコップを
私と舞に渡した
「はい、これ。」
「ありがと!弥生」
「河原君ありがとー」
「サク、俺弥生でいいよ、」
「あ、うん」
私は部屋を見渡した
河原君は猫のミイと
じゃれていた。
田村君と木崎君は
ゲームをしていた。
岡山君は眠っていた。
「可愛い…」
私は岡山君の顔を見て
思わず思ってることが
口にでてしまった。