信じた恋
「なにしてんだよ。」

「…あ…」

つばさがぶつかったのは

竜だった。

「な、なにって、、」

「仲良く手繋いで
どこいくんだよ」

私は竜に言われて急いで手を離した

「ち、ちがう!つばさが女子便にボール入れたから取りにいくねん!」

「女子便いくのに、手つなぐんか?」

言い返す事ができなかった

「ごめ…」

「舞だけしかこねえし
なんでサクが来ないか聞いても教えてくんねーし
来てみたらこれかよ?」

「ちがう…ちがう…!」

「なにがちがうんだよ。もういい。帰る」

竜は一組に歩いていった

私は追いかけて腕を掴んだ

「いやだっ!竜っ!ごめんっ!聞いて?」

「離せ。」

竜は一組の教室にくると

カバンを握った

それに気づいた田村くんが言った

「竜。帰るん?」

「おう、ぢゃあな」

そういうと教室から出た

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