信じた恋


私は必死に竜にしがみついて言った

「やだ…っ、竜!聞いてよ!」

竜は止まった

「…竜。あのねっ?」

「お前の話なんて、もう聞きたくない。
何にしたって手繋いでたことには違いない
結局飽きたんだろ
お前、元カレもこんな感じやったんやろ、おれも所詮その程度なんだな」

そういうと
私の手を振り払い

帰っていった

「どうしたん!?サク!」
舞が走ってきた

私は涙が止まらなかった

確かに私は

今まで付き合ってきた人は

みんなこんな感じだった

((おままごと))

そう付き合ってきた

だけど竜は違った

初めての両想いだったから

そして私は学校が終わってから

竜の家にいくことにした
< 17 / 18 >

この作品をシェア

pagetop