信じた恋

ピンポーン---

インターホンを鳴らして

竜はすぐには出てこなかった。

「何しにきたん?」

竜がインターホン越しに言う

私は泣きながら言った

「違う…竜と別れたくない。」

「帰って」

そういうと

竜はもう出てこなかった

初めて自然消滅。

大好きな人に

こんなふられかた

すごく辛かった、

いっぱい泣いた。

初めてだったから―――


竜と私が喋らなくなって

一週間がたった

竜は学校には来ていた

だけど、何もなかったかのように

すれ違い

授業中、

携帯が光った事に気付いた

こっそり携帯を覗いた

田村くんからだった

<<竜が倒れた。
サク、竜が好きなら
話がある
@@病院にきて。
好きぢゃないなら
こないでくれ>>

私は迷う間もなく

右手を上げた

「先生。」

「どうした?梅田。」

「頭が痛いので、保健室いってきます」

「大丈夫か?いってこい」

私は教室から出ると

走った。病院へ。

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