信じた恋



座席を確認し、
自分の席につくと
顔を伏せた。

すると前から
「大丈夫?しんどい?」
と声がした。

顔をあげると、前の席の
浅田 舞 が心配そうに
こっちを見ていた。

「大丈夫、大丈夫!
喋る人いないから、
伏せてただけ!」
と言うと

舞は
「そうなんだ?
私も…転校生だから…」
寂しげにそう言った。

「名前は?」

「浅田舞だよ!
あなたは…?」

「梅田桜!みんな
サクって呼んでるから
舞もサクでいいよー。」

そして舞とは親友になった。
< 3 / 18 >

この作品をシェア

pagetop