信じた恋
舞の恋



そして3ヵ月がすぎ
夏の蒸し暑いグランドで
ボーっと校長先生の話を
聞いていると

隣から
小さなくしゃみが聞こえた。
恐る恐る隣を見ると
1組のヤンキーで有名な
岡山 竜だった。

私は正直、その時
すごく恐かった。

目があって
岡山君の目付きは鋭く
髪は茶色のメッシュが
入っていて
思わず目を反らした

すると舞が
私の肩を叩いた。

振り向くと舞が
小さな声でこう言った。
「岡山君ね、
さっき1年生の時に
同じクラスだった人に
聞いたんだけど…
全然学校こなくて
今日が登校久々なんだ…
今日はサク…運が悪いよ」

そして岡山君を見ると
こっちを見ていた。
恐くなってまた目をそらすと
岡山君は
「梅田…。」そう呟いた。
呼ばれた…!最悪だ…
そう心の中で思いながら
ゆっくりと岡山君を見た
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