信じた恋



立ちすくんでいると

後ろから誰かが

私を引っ張った。

「サクっ!何してんの!?」

そこに居たのは雪だった。
「雪…?」

1組に仲良くなった
友達がいたらしい。

「あんなサク聞いて!
岡山たちはこの学年一
悪いって噂やで?
チーム作ってて
鬼遊団ってゆうねん。」

「そうなんや…」

「団長が岡山竜
副団長が田村雄太
んで、その横にいるのが
河原弥生。
この中で一番クールだよ。
そんで、あの河原に
ちょっかい出してるのが
木崎健二郎」

「詳しいなあ?」

「有名だっつーの」

そして、ふと1組の入り口を
見ると、舞が岡山君たちに
絡まれていた。

恐くて近づけなかった

私は見てる事しか
できなかった。

すると田村雄太が
こっちを見た

近付いてくる。

「可愛いね。メアド教えて?」

雪は髪が長く美人だから
よくナンパされる。

「なあ?聞いてる?桜ちゃん。」

「ほえっ?私?」

「うん。」

そして、その場で
赤外線送信。

「ぢゃ、メール送るわ」

「うん。」

会話を終えると
舞も戻ってきた

「サクっ!弥生くんのメアドゲット!」

「まぢ?」

「メール送ってみよ!」

そういうと舞は
教室に戻った

放課後、
「サク!ぢゃまたね。
また夜メールする!」

「うん、ばいばい」

舞が教室から出ていくと

一人になった。

一人の教室は
わりと好きで…

その場ですこし眠った

< 8 / 18 >

この作品をシェア

pagetop