Natural
メールはドラゴンからだった。

またちょっとガッカリしたがメールを見た。

『昨日はお疲れ様でした。美紗子ちゃんおもしろい子で楽しかった。また誘っていいかな?飲みとか。』

姫とは違い絵文字のないさっぱりしたメールだった。

『お疲れさまでした。おもしろい!?ドラゴンには負けるよ。もちろんまた飲みとか行こう。誘って。』

こう返した。

そしてまたドラマを再生して見始めた。

その3分後くらいに携帯がまた鳴った。

今度は電話で相手はドラゴン。

美紗子はまたドラマを止めて電話に出た。

ド『お疲れ様。今大丈夫?』

美『うん大丈夫。』

ド『何してたの?』

美『会社寝坊して休んじゃって・・DVD見てた。』

美紗子は笑いながら髪をかき上げて言った。

ド『まじで。うける!あのね今さ、毅の家いてどっか行こうか話してたけど来ない?』

美『え、行く!』

思いっきり答えてしまい美紗子はドラゴンにバレてないかちょっと焦った。

ド『オッケー、じゃあ友達だれか1人呼べる?』

美紗子は誰かつかまるだろうと思い

美『わかった、大丈夫だよ。』

ド『じゃあ用意できたら迎え来る。連絡して。』

美『は~い了解。じゃああとからね。』

ド『はーい』

そう言って電話を切った。
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