Natural
”2人は野球してることもあってうまいんだろうな”

そう美紗子は思っていた。

もちろん百合も思っていた。

ボールを持ってきて男2人がジャンケンしてどっちが【A】か【B】か決めた。

順番はプレッシャーとかの問題で大切らしい。

ジャンケンで負けた毅チームが【A】で勝った竜次チームが【B】になった。

毅『美紗子ちゃん、先投げていいよ。交互に行こう。』

美『え、ほんと最初に謝るけど下手だからね!!』

そう言って美紗子が投げた。

ガーターではなかったが倒れたのは3本。

苦笑いで戻ると毅が笑いながら投げる準備を始めた。

そして毅はその後、見事にスペアを取り、ハイタッチを求めてきたので美紗子が<パンッ>と毅の手をたたいてハイタッチをした。

それを見て竜次と百合は負けられないという顔をしていた。

百合は負けず嫌いだから気合い入れてその後投げた。

ストライクを取って竜次とキャーキャー騒いでいたので負けず嫌いではないがなんか美紗子も悔しくなった。

その後は、順調に進み、相変わらず美紗子は下手だったが毅がうまかったのでどうにが張り合っていた。

10投目、一投目は毅で毅はストライクを出した。

ハイタッチをして美紗子が投げる。

美紗子は奇跡的に8本倒した。

が、見事に離れて2本は立っている・・・

美『ごめん・・』

そう言って戻ると

毅『オッケー、まかせろ!!』

そう言って毅がレーンに立った。
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