Natural
家は2階建ての家で玄関先からは大きな庭と犬小屋も見えた。

家に着いて部屋に入ると意外なほど部屋は片付いていた。

男の一人暮らしは、美紗子は結構荒れてる部屋しか見たことがなかった。

これじゃまるで、家で飲むということを最初から考えてたのかってくらいだった。

百『部屋キレイにしてるんだねー!』

毅『汚いと幸せがこないからね。』

竜『そこかよ!!』

笑いながら竜次が突っ込みを入れた。

美紗子は食料品を分けて冷蔵庫を借りて入れたりしていた。

そしてお酒をみんながいるところに持ってきて

美『おなかすいたならもう作るよ。先飲んでて!』

そう言うと百合が

百『わたしも手伝う!』

とすぐ立ち上がった。

男2人は待ってると言ったが、結構時間がかかるので強引に缶ビールをあけた。

そうすると飲むしかなくなる。

鶏を切って塩コショウをちょっとかけてニンニクを入れて薄口しょうゆを入れた。

そんなことをしてると百合はまな板を洗って野菜を洗って切りだした。

大胆なきり方だったが、まぁいいかと思って美紗子は放置した。

そして料理が完成して、つまみで買った柿ピーやスルメやポテトチップスもお皿に盛って台に並べた。

ボウリングは失敗ばかりだったのでこれでちょっと毅が美紗子を見直してくれるかな?

と考えていた。

”計算高いなー・・わたし。”

そう思いながらも恋する女の子。

やはりそう考えてしまうのはしょうがない。
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