Natural
竜『寝るか。』

その言葉に美紗子は

美『じゃあわたしら帰るね。』

そういうと驚いたように毅が

毅『泊まってっていいよ。雨だし酒飲んで運転できねーし。』

その言葉にさっき決心したばっかりなのにまたドキンとした。

”同じ部屋で・・??”

美『うーん、でも迷惑じゃ・・』

毅『百合ちゃんもう寝てるじゃん。毛布持ってくる。』

そう言って部屋から出た。

美紗子は竜次と顔を合わせていいのかな?というふうに会話していた。

その時、部屋に置いたままの毅の携帯がまた鳴った。

さっきと同じ着信音。

”さっき長電話してた人じゃないのかな・・??”

竜『もしもし。』

竜次がすぐに出たので、素で美紗子は驚いた。

”知ってる人なんだ。”

竜『俺らもう寝るからまた明日電話してやって。え、2人2人。おう、じゃ。』

そう言って電話を切った。

”2人って・・他に誰かいないのか確かめたんだね。今の人。”

そう思ったが普通に

美『大丈夫なの?』

と言った。

竜『ん、大丈夫じゃね?今の、うちのマネージャーだからさ。』

そう言ったとき毅が毛布を抱えて入ってきた。
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