Natural
それからまた数日。

毅からの連絡はまだない。

美紗子は姫と毎日のように最近は遊んでいた。

姫は美紗子の家に毎日のように来て、泊まったりしていた。

日がたつにつれ、姫の荷物が美紗子の家に増えていった。

服が多いが美紗子が使わないようなメイク道具も。

だが、一人暮らしの美紗子は一緒にいたほうが楽しかったし、部屋も広いから逆に嬉しかった。

この日は金曜日。

”やっと1週間終わった~。明日は休みだっ!!”

こんなことを思いながら美紗子は退社していた。

そして携帯を見てみるとメールが。

珍しく竜次からだった。

竜次と関わるのは姫が3人を呼び出したあの日以来。

『よっ。今日とか暇じゃないよね?』

このメールに

『よっ!今日大丈夫だよー。どうしたの?』

と返事をした。

その瞬間竜次から電話がかかってきた。

竜『おつかれ。今大丈夫?』

美『うん、今帰ってるー。』

竜『まじで?今日は車?』

美『うん、運転中~』

竜『そっか。今日ちょっと話できる?』

そのとき美紗子は毅のことだろうと思った。

美『うん、大丈夫だよ。どうしたらいい?』

竜『じゃあ家の前に来る。飯でも行こっか!』

美『オッケー。着いたら連絡ちょうだいね。』

そう言って電話を切った。
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