Natural
移動するときは、もっくんと一緒に歩いた。

金曜日ということもあり居酒屋の多いこの通りは人やタクシー、車、路駐してある自転車でごった返していた。

そこではお互い映画が好きだったから映画の話で盛り上がった。

美『わたしはやっぱりキューティーブロンドが好きだな。』

も『エルだっけ?見た見た。俺はダイハードシリーズかな。』

こんな話をしていた。



『森本?』

2人で笑いながら話していたとき、突然誰かがこっちに話しかけてきた。

『おーつよし!お前も街いたんだ。』

もっくんがそう答えた。

”もっくんって森本なんだ。”

そう思ってつよしという人の顔を見ると美紗子のタイプ、ストライク。

クールそうでガッチリというより、痩せマッチョ。

鼻はスラッとしていて、目のパッチリした美形。

見た瞬間、この人も野球仲間なのかもと感じた。

そんなことを考えていたらもっくんが

も『今、オフ会なんだ。お前も入ってるだろ?あのコミュニティの。』

つ『あーあれね。楽しい?』

も『おもしろい。お前暇なら2次会今からだから来れば?』

つ『突然・・いいのかな?』

も『お前もコミュ入ってるし、いいんじゃね?ねぇ?』

そう言って美紗子に同意を求めてきた。
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