神が支配する世界



二人は、また互いの顔を見合わせ、そして、海斗の顔を見つめた。



「私達は…海斗に決めてほしいと思ってる…」



「俺が…?」



思っていた言葉とは違った。



「そうだ…もう海斗は自分で決められる年齢だ…だから…海斗に決めて欲しい…」



いきなり決めろと言われても、どうしていいのかわからない。



考えても考えても答えが見つからない。



いや、考えることさえ苦になり始めた。



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