神が支配する世界



家に入った三人は、リビングへ向かう。



すると、心配そうな顔をした拓斗が二階から降りてきた。



「すごい声が聞こえたけど…何かあったの…?」



父が優しく微笑んだ。



「大丈夫だ…拓斗は二階に行ってなさい…」



父が二階へと促す。



拓斗は、納得していないような表情を覗かせたが、二階へ上がっていった。






三人は、拓斗を見送るとリビングの扉を開けた。



中はぽかぽかしていて、冷えた身体には丁度いい。



< 66 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop