空ノ唄




席につくなり、机にうつ伏せになった。





宮下の悲しい顔が頭から離れない…


なんで…あんなに…、




いくら考えても答えなんて出なかった。










でも、放課後…教えてくれるんだ、よね?









私は少し…いや、かなり嬉しかった。




初めて私の存在を認めてくれような気がしたから。







家では暴力を振られ、
学校ではみんなから遠巻きに見られ、

私を認めてくれていない気がしたから…




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