空ノ唄



朝と同様、勢いよくドアを開けた。

でも、朝のように宮下は椅子に座ってはいなかった。



「……いないのか」



そのままベッドに歩いていき、倒れこんだ。

そのときにフワッと甘い香りがした。


その香りに何故か胸が締め付けられた。



どこか懐かしくて優しい香り。







そして私はそのまま眠ってしまったらしい。






気が付くと、宮下は椅子に座ってパソコンに向かっていた。







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