空ノ唄




「あんな噂、気にするなよ」




静かな保健室に突然響いた声。



「え…」



 
「気にするなって」





そしてカーテンが開いた。



「ちょ、開けないでよ」



私の言葉を無視して話を続ける。



「なんで保健室にいるか知らないけど
 サボりじゃないんだろ?」



 いや、若干サボり気味ですが…




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