初恋Friends
初恋*3page
あい
「ちょ、早くして!!!!!烈っ!」
「うっせぇなぁ…」
「文句ある?その寝癖じゃ、深夜まで電話してただろうに…」
「うっ…うっせぇ…」
「早く運んで。…………はぁ…クリスマスなのに幼なじみの集まりかぁ。」
「んだよ。」
「いや?」
「そう言えば、椿叉遅い…」
「なにいってんの。あんたが深夜までつき合わせたのに。」
「…………(ばれてる…)」
「さ、さっさと運んじゃお。」
「あぁ。」
「んしょ…………っつ、うわぁっ!!!!!」
落ちる!!!!!
そう思ったときには、もうあいつの胸の中にいた。
とさっ
「あぶねぇなぁ。また喋りながら歩いてるから…」
「あ、遅刻魔。」
「命の恩人に、その呼び方?」
「遅刻した、人。」
「遅刻したことは許してくれねぇんだな。」
もちろん。
という風に、頭を振る。
ていうか、原因は喋っていたことじゃなく、考え事してたからなんだけどな。
「おい、そこの2人。いちゃついてんな。」
「いちゃついてねぇよ。」
「はいはい、さっさと運べ~」