Birthday Present
第一章*君の噂
君は毎日のように女子からは呼び出しがある。
噂ではすごく怖くてたくさんの女の子と付き合っいるらしい。
そんな怖くて女使い荒い人やだ!って思ってた。
―キーンコーンカーンコーン
『では今から席替えを始める』
“席替え”これも大事なイベントの一つ。
誰の隣になるのかぁ〜?とか
ドキドキする。
くじを引き、私は黒板を見て席に着く。
やったぁ〜窓側の後ろだ。
ニコニコしながらいると隣から声がした。
『おいブス。何ニヤけてんだよ。キモいよ』
は?何いきなり「ブス」って。
その人の顔を見るとさっきまでの嬉しさが消えた。
その人の名前は“白山 亮”噂の怖い人だ。
“白山 亮”は私の隣の席に座った。
え…?私の隣?
ジーっと見てる私をの方を見て睨んできた。
『何こっち見てんだよ。ブスに見つめられても嬉しくねーよ』
睨みながら言ってくる白山亮に私は何も言えなかった。
……怖い……
泣き目で私は下を向いた。
『では授業を始める…』
あ!シャーペンが白山亮の下に…
『あの…。白山亮の下にシャーペンが…』
震えた声で言った。
でも白山亮から返事がかえってこなかった。
無視…。ますます怖いよぉ〜。
キーンコーンカーンコーン
『美咲!』
『あ…友花…』
友達の“池田 友花”私の中学校からの親友。今は高二です。
『いーな美咲。白山君の隣だなんてずるい!』
『ずるくないよ!白山亮怖いもん。話しかけても無視するし』
私は荒川 美咲。普通の高校二年生。
怖くて有名な白山亮が嫌いです。
怖い人は無理!
『白山君優しいのになぁ〜』
友花がつぶやくように言った。