Birthday Present
『おいあんまり暴れんなって!こけるぞ?』
『何よ!こんな所でこけたりなんか………わっ…!!』
亮が言ったとおり私は滑ってしまった。
『ちっ……バカ!!……』
何があったの?滑って転びそうになって…………それからわかんないや…。
でもなんだろ…唇に柔らかい感触が…。
!!!
もしや…私キス…してる…?
しかも下に居るのって……亮……!?
ドン!!
私は亮をおもいっきり突き飛ばした。
『わ…私のファーストキス……』
半泣きで亮を見つめる。
『私のファーストキス返してよぉー!!』
亮なんかと亮なんかと……キスしちゃうなんて…。
しかも中沢君の前で…。
『帰る!!』
私はバックを持ちダッシュで自宅へと向かった。
―自宅―
バンッ!!
私は急いで洗面所に向かい唇をゴシゴシと洗った。
そして自分の部屋に行った。