Birthday Present
『そういえば制服…中沢君家だ…』
私はベットに横なった時家のインターホンが鳴り響いた。
『誰だろ?』
私は玄関のドアを開けるとそこには誰も居なかった。
『何?…悪戯…?』
家の中に入ろうとしたら玄関の片隅に紙袋が置いてあった。
『あ!私の制服。…いったい誰が…』
私は道路の向こうを見てみると、
歩いていたのは亮。
私は大きく息を吸い込み大声で言った。
『亮!ありがとー!!』
聞こえたみたいで亮は後ろ…私の方を振り向いた。
こっちを見た亮は少し笑った気がした。
そして亮はこの道の向こうに行ってしまった。
私は家へと戻りすぐさま部屋へと行った。
そしてベットに横になった。
『……ヤバイ……』
私…なんでこんなに嬉しいんだろ…。
制服届けてくれたから…?
いや……違う。
なんでだろ…。
私は今日一日亮の顔が頭から離れなかった。
その時は中沢君ことも考えていなかったと思う。
ファーストキスのことも忘れてただひたすら亮の顔、亮の言葉が何度も繰り返された―――