Birthday Present
―次の日―
今日またハードな練習が始まる。
何回やっても練習はキツイ。
『午後の練習は個人別々。走るもよし、筋トレもよし、練習試合もでも何でもいいわよ。でもサボるのは禁止。いいわね』
『『はいっ!!』』
へぇ〜…個人練習なら楽でいいじゃん。
『あ、でも走りに行く時は私に言ってね。戻って来たらまた報告をしてね』
そして練習開始。
『美咲ー、一緒に練習しよっ!』
友花が手をふりながらこちらに向かってくる。
『うん、いいよ何する?』
『うーん…』
考えていると未織と中沢君が一緒にいるのが見えた。
『ねぇ美咲、あそこにいるの未織と中沢君だよね?』
『たぶん』
『まさか告白!?』
……そうだよ、たしか未織明日中沢君に告るって言ってたな。
友花と二人でこそこそして見ていると二人は先輩のもとへ行った。
たぶん走りに行くのだろう。
『美咲…私達も行くよ!』
『え!?』
友花は私の腕を引っ張った。
『先輩!私達走って来ます』
『わかりました』
先輩の了解をえると未織達に追い付くように全力で走らされた。