Birthday Present
『負けるつもりなんかねーよ、俺に勝てなかったら美咲なんか守れるはずないからな…』
『白山君…本当に美咲のことが好きなんだね。うらやましいな…美咲の奴。こんなに愛されてて』
…気づいたら私はあの場所から離れて、道を歩いていた。
「今度は絶対に美咲きちゃんのこと傷つけたりしない。大切にするよ…」
「本当に好きな奴と幸せになってほしいんだ」
中沢君…。
亮…。
せっかく気持ちの整理がついた日に中沢君に告白されるなんて、思いもしていなかった。
私は答えをだせるのだろうか…?