Birthday Present
第七章*Birthday Present



今日はついにマラソン大会がある日。

私は今日も学校を休んだ。

部屋に閉じこもり何度も考えた。

考えても、考えても正しい答えにたどりつけない。

初めて好きになった人。

私の幸せを願ってくれる人。

どちらも大切な…大事な人。

傷つけたくなんかない…。

でもこのまま二人に決めさせていいわけなんかない。

もしも…もしもあの人への想いが許されるのなら…。

一緒に歩んでいくなら…。

私は“あの人”とがいい。

私は“あの人”を失いたくない…!

制服も着ずに、私は家を飛び出した。



< 63 / 71 >

この作品をシェア

pagetop