好きだから、バイバイ。

「祐輔ごめん!疲れちゃって意識とんでた(笑)ごはん昨日のカレーでいい?先お風呂入りなよー」

「ありがと!じゃあ先に入るな!今日先方周りだったから早く風呂入りてぇー」

ぽん、と私の頭に軽く手を乗せせかせかと脱衣所へと向かった


よしっ、気を引き締めて立ち上がり、冷凍してあるご飯を1人分レンジへ入れ、鍋に火をかける。

さっき祐輔に触れられた頭に手をあてる。こんなたわいのない会話や動作でさえ愛おしくなる。それにタイムリミットが近づいていると思うと、なおさら。

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